今回は、草薙龍瞬さんという方が書かれた「反応しない練習」という本を読んで見ました。
この本では、人が悩みを感じてしまう原因とその対策について書かれています。
私自身、最近、仕事のことで少し悩むことが多かったのですが、この本を読んでだいぶ気が楽になった気がします。また、悩みが出てきたときも、その悩みに対して自分はどう行動すべきかということがわかったので、読んでよかったです。
Contents
悩みは全て「心の反応」から始まっている
皆さんも人それぞれ、多かれ少なかれ悩みってありますよね。
- 人間関係
- 仕事
- 今後の人生
他にも、色んな悩みがあるかと思います。
この本では、この悩みはどこから来ているのかをまず理解しようとするところから始まります。
例えば、ある人に嫌なことを言われた時、悩みの原因ってなんだと思いますか?
って思う方がほとんどだと思います。ですが、この本では違います。
悩みの原因は、その嫌な言葉に反応してしまった”心の反応”だと考えます。
確かに、言われてみればそうですよね。どんなに嫌なことを言われたところで、それに対して何も思わなければ悩むこともないです。
心の反応によって引き起こされる悩みとして、他には以下のような例があります
- 満員電車で「今日も混んでるな」とゲンナリする”心の反応”
- 心無い相手の態度にイラっとする”心の反応”
- 失敗しするかもしれないと思ってしまう”心の反応”
どうですか?
すべて、”心の反応”ですよね。
ということは、、、というのが次に繋がります。
「無駄な反応をしないこと」で全ての悩みを解決
全ての悩みは心の反応から来ているということは、
「無駄な反応をしなければ、悩みはなくなる」
ということになります。
- 動揺しない
- 落ち込まない
- 腹が立たない
- プレッシャーを感じない
などなど。
もし、このような無駄な反応をしなければ、悩むこともなくなり人生はかなり楽になると思います。
「無駄な反応」をしないためには
「無駄な反応」をしなければ悩みがなくなることはわかりました。
では、どうやって「無駄な反応をしないか」が気になりますよね。今まで何十年も「無駄な反応」ばかりして生きて来たのに、いきなり「無駄な反応」をするなと言われても、難しいと思いますよね。正直、これには慣れが必要だと思いました。無駄な反応をしないための方法でいくつか紹介されていましたが、私は以下の2つの言葉が印象に残りました。
- 理解する
- 判断しない
なんのこと???
って思いますよね。少し説明します。
人間には7つの欲求があると言われています。
- 生存欲
- 睡眠欲
- 食欲
- 性欲
- 怠惰欲
- 歓楽欲
- 承認欲
承認欲を例に出してみましょう。
仕事をしていると、「昇進したい」って思うことはありますよね。
でも、なかなか昇進できなくて、モヤモヤして不安に思ったり悩んだりすることってあると思います。これは「承認欲」が満たされずにモヤモヤしている状態です。
こんな時にどうすればいいかというと、「理解する」ということが大切になります。
「私には満たされていない承認欲があるのだ」
「この不満は承認欲の不満なのだ」
と、理解するのです。理解することで、怒りや悩みが収まります。
これは私も実際にやってみて効果を実感できました。嘘だと思ったらやってみてください。「理解する」ということだけで、これだけ心が楽になるんだなということを実感できると思います。
次に
「判断しない」
についてです。
この本では、判断の一例として以下のことだと書かれています。
- この仕事に意味があるかの判断
- 人と比較して自分は優れているかの判断
- どうせ自分なんてという自虐の判断
- ついていないという判断
- 上手くいかないのではという判断
面白いですよね。確かに、全部判断です。そして、これらの判断をやめることが出来れば、人生はすごく気楽に生きられそうな気がします。
では、どうすればこれらの判断をしなくて済むようになるのか。いくつか例外書いてありましたが、私は以下のことを実践してみようと思いました。
それは
- 「あ、判断した。という気付きの言葉」
です。自分が判断したと思ったときに、自分で判断したことを自覚します。上の方にも書いてありますが、自覚すること=理解することに繋がります。理解することで、怒りは収まります。
自分が絶対に正しいと思わない
興味深いエピソードが1つ書いてありました。
ある都市の王が生まれつき盲目の人を集めて、像の鼻や足や尻尾などそれぞれ違う場所を触らせた後に、像とはどんな物だと質問したそうです。そうすると、盲目の人たちはそれぞれ全く違う回答をして大げんかになったそうです。
これは、
「人は物事の一部しか見ていない。そもそも、立っている場所も見ているものも全く違う。それなのに、全てを理解した気になって、自分は正しいと思い込んでいる」
という、「自分が絶対に正しいなんてありえない」ということの本質を表すエピソードだと思います。
人と人が関わるときに見解の違いってありますよね。
「どう考えても自分が正しい」
と考えてしまう人っていると思いますが、その「どう考えても」っていうのは、結局自分の頭で考えてしまっている以上、自分の頭の中で考えた結果にすぎません。
他人が他人のこれまでの経験をもとに下した判断と違っても全く不思議ではないですよね。
こうやって、他人と意見が違うことなんて当たり前なのに、「自分が絶対正しい」と判断してしまうことで、自分も相手も嫌な思いをしたりすることになります。
これを解決するには、「自分が絶対に正しいとは思わない」しかありません。生まれも育ちも全て違うのだから、意見は違って当たり前だと理解します。そして、「他人は他人。自分は自分。」と思うことにします。
読書チャレンジシート
この本を読んだ狙い
- 反応しない方法を学ぶため
読んでよかったこと、感じたこと
- 悩みの原因は”心の反応”だということがわかった
- 反応しない方法を学べた
- サラタメさんすごいと思った
この本を読んで、自分は今から何をするか
- 判断・反応しない
- 反応してしまっても、「あ、反応した」と理解する
- 絶対に自分が正しいとは思わない。
- 心の状態を観察する
- 自分の状態を理解する
3ヶ月後に何をするか、どうなっていたいか
- とてもこの文章がまとまっているとは思えないので、書き直す
- イライラしない。人は人、自分は自分だと素直に考えられるようになる